【古典文法】助動詞「接続」「活用表」のまとめ&練習問題へ|スマホで学ぶ古文

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 このページでは、学生時代に国語が苦手だった筆者が、この順番で学べば古典文法が分かり、一気に得意科目にできた経験をもとに、25年以上の指導において実際に受講生に好評だった「理解しやすい学ぶ手順」を紹介していきます。

このページを読んで、できるようになること!
  • 「未然形接続」の助動詞11個を一度に覚えられる!
  • 「連用形接続」の助動詞7個を一度に覚えられる!
  • 「終止形接続」の助動詞6個を一度に覚えられる!
  • 「体言・連体形(助詞)接続」の助動詞3個を一度に覚えられる!
  • その他の助動詞1個が何かわかる!
  • 助動詞28語の活用表が一度に分かる!
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目次

はじめに

「助動詞」を学習し始めましたが、「意味」「接続」「活用表」と覚えることがありすぎて、目が回ります。

一見大変そうに見えるよね。でも、助動詞って実は28語覚えれれば十分なんだよ。そして、どうせ覚えるのだったら、ここで「接続」だけでも一気に覚えてしまいましょうか!

助動詞の「接続」と「活用表」のまとめ&練習問題へ

《助動詞導入》「助動詞はどういうものか」というページで、助動詞は「接続」「活用表」「(文法的)意味」を覚える必要があると言いました。

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そして、各助動詞を1項目ずつ「接続」「活用表」「(文法的)意味」と覚えていっても、もちろんよいのですが、このページでは、最初に「接続」だけでも一度に覚えてしまおうという目的で作りました。
学校の教科書や文法書に乗っているような活用表を見ながら、助動詞の接続を覚えていきましょう。

「未然形接続」の助動詞

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未然形接続の助動詞は全部で11個あり、最も多くの助動詞があります。

「る」「らる」「す」「さす」「しむ」「ず」「じ」「む」「むず」「まし」「まほし」

です。様々な参考書で覚え方などが書かれていることと思います。例えば、「むずむずするじんましん(を)さすられしめまほし」(む・ず・むず・す・る・じ・まし・さす・らる・しむ・まほし)などでしょうか。語呂合わせで覚えるのもよいですが、筆者はそれよりも、表の語を右から順番に何度も声に出して「る」「らる」「す」「さす」「しむ」「ず」「じ」「む」「むず」「まし」「まほし」と唱えているうちに、自然と11個の未然形接続の助動詞は覚えられます。以下もこのようにしていきます。11個を覚えられたら、今度は一つひとつの助動詞を丁寧に見ていきましょう。また、上の表では、活用表も覚えられます。活用表も一気に覚えたい人はここでやってしまいましょう。

それぞれの助動詞を詳しく解説したもの、練習問題は以下のリンクから確認できます。

の横の項目をタップしてください。

連用形接続の助動詞

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連用形接続の助動詞は全部で7個あります。

「き」「けり」「つ」「ぬ」「たり」「けむ」「たし」

です。これも様々な参考書で覚え方などが書かれていることと思います。例えば、「たぬきけむたし(薬)つけり」(たり・ぬ・き・けむ・たり・つ・けり)などでしょうか。語呂合わせで覚えるのもよいですが、筆者はそれよりも、表の語を右から順番に何度も声に出して「き」「けり」「つ」「ぬ」「たり」「けむ」「たし」と唱えて7個の連用形接続の助動詞を覚える方がよいと考えます。もっというと、連用形接続の助動詞はほとんどが「過去」「完了」を表す助動詞です。意味を覚えたほうが早いかもしれません。7個を覚えられたら、今度は一つひとつの助動詞を丁寧に見ていきましょう。また、上の表では、活用表も覚えられることも付け加えておきます。

それぞれの助動詞を詳しく解説したもの、練習問題は以下のリンクから確認できます。

終止形接続の助動詞

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連用形接続の助動詞は全部で6個あります。

「べし」「らむ」「らし」「めり」「なり」「まじ」

です。語呂合わせも作りにくいので、ここは表の語を右から順番に何度も声に出して「べし」「らむ」「らし」「めり」「なり」「まじ」と唱えて覚える、と言いたいところですが、何となく言いにくいので、この順番に並び替えます。

「らむ」「めり」「らし」「べし」「まじ」「なり」

この方が言いやすいと思います。「らむ・めり・らし・べし・まじ・なり」と終止形接続の助動詞を何度も唱えて、6個を覚えられたら、今度は一つひとつの助動詞を丁寧に見ていきましょう。また、これまでと同様に上の表では、活用表も覚えられます。

それぞれの助動詞を詳しく解説したもの、練習問題は以下のリンクから確認できます。

体言・連体形接続の助動詞、その他の接続の助動詞

体言・連体形接続の助動詞

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体言・連体形接続の助動詞は3つです。断定の助動詞「なり」「たり」と比況の助動詞「ごとし」です。これらは、少しずつ接続が異なるので、ここでまとめておきます。

「なり」(断定)…体言・(活用語の)連体形・助詞・副詞
「たり」(断定)…体言
「ごとし」(比況)…(活用語の)連体形・格助詞「が」「の」

です。これらも接続が確認できたら、一つひとつの助動詞を丁寧に見ていきましょう。また、これまでと同様に上の表では、活用表も覚えられます。

それぞれの助動詞を詳しく解説したもの、練習問題は以下のリンクから確認できます。

それぞれの助動詞の説明・練習問題はこちら

その他の接続の助動詞

ここまで27個の助動詞を確認しましたが、残りあと1つあります。それは助動詞「り」です。助動詞「り」の接続は、「さみしいりかちゃん」と言われます。これが何を表しているのかは、直接「存続・完了の助動詞『り』」の項目をご覧ください。

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おわりに

今回は、助動詞の「接続」を中心に「活用表」もまとめてみました。一つひとつを丁寧に覚えることも大切ですが、時にはまとめて覚えてしまうということも、受験勉強という点では求められます。効率化できるところは効率化していきましょう。一方でただの暗記ではなく、理解に裏付けされた暗記をしてほしいというのが、「スマホで学ぶ古文」の大きなコンセプトでもあるので、その点は忘れずにおいてください。

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